Mrs. GREEN APPLEライブ騒音問題について – 周辺住民への配慮が課題に

問題の概要
何が起こったのか
1. 音漏れの規模
2. 具体的な苦情内容
運営側の対応
行政の対応
1. 横浜市の見解
今後への課題
まとめ
1. 引用元

問題の概要

2025年7月26日・27日に横浜山下ふ頭特設会場で開催されたMrs. GREEN APPLEの10周年記念野外ライブ「MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE 〜FJORD〜」において、深刻な騒音問題が発生しました。

27日20時頃の「みんなの投稿」の画面

何が起こったのか

音漏れの規模

被害範囲: 川崎、鶴見、蒲田、大田区など15km以上離れた地域まで重低音が届く
動員数: 2日間で計10万人という大規模イベント
SNSでの反響: 「ミセスの騒音」がTwitterでトレンド入り

具体的な苦情内容

周辺住民からは以下のような声が寄せられました：

夜遅くまで続く大音量に対する苦情
想定外の広範囲への音の拡散
日常生活への支障

運営側の対応

事前の準備

法令等で定める音量基準に準拠して開催
海側に向けて客席を設置し、音が衰減するよう事前シミュレーションを実施
近隣住民への事前案内を実施

問題発生の原因

「当日の風向きにより想定以上に広範囲に音が拡散」したことが主な要因として挙げられています。

風向きによって音の大きさも変わるんですね。(筆者も初めて知りました)

謝罪と今後の対応

Mrs. GREEN APPLE公式サイトにて正式な謝罪文が発表され、「周辺にお住まいの皆様には、多大なるご迷惑をおかけしましたことを心より深くお詫び申し上げます」との声明が出されました。

行政の対応

横浜市の見解

横浜市港湾局は弁護士ドットコムの取材に対し、「騒音については懸念しており、主催者側に事前に配慮を求めていたが、想定を上回った」と説明し、主催者に対して問題の発生要因について説明を求める意向を示しています。

今後への課題

この問題は単にMrs. GREEN APPLEだけの問題ではなく、野外ライブ全般における音響対策の課題を浮き彫りにしました。今後は以下の点での改善が求められています：

音響設備の配置見直し
気象条件を考慮した音響計画
より広範囲な事前告知の強化
近隣住民とのコミュニケーション強化

まとめ

音楽ファンにとっては記念すべきライブイベントでしたが、周辺住民への配慮不足が大きな問題となりました。今回の事例を教訓として、今後の野外ライブイベントでは、より慎重な音響計画と住民への配慮が必要となるでしょう。

あなたはどう感じましたか？私は音楽ライブは行ったことありますが、野外の音楽ライブは行ったことがないので今回の騒音問題はあまりなじみがないものでした。自分は音楽が好きなので近くのライブの音が漏れている「音漏れライブ的」に楽しめそうだなと感じてしまいました。しかしながらそれは音楽好きのみであり、全体としては2割もいないと考えるとこのような野外の音楽ライブの音というのが騒音に聞こえていしまう人が多数となってしまうのかもしれません。ライブに限らず大きなフェスなどをするときは音響にも気を付けないとかえって楽しくないのかもしれませんね。もし野外の音楽フェスに行ったことある方はコメント欄で教えてくださいね。